オーストラリア・ワーホリ必須!中古車購入後のメンテナンス費用を実体験で紹介

車メンテ

オーストラリア・ワーホリ必須!中古車購入後のメンテナンス費用を実体験で紹介

オーストラリアでワーキングホリデーや留学をしていると、移動手段として車を買う人は多いと思います。特に、車の有無で行動範囲が一気に広がり、仕事探しも楽になります。ただし、日本と違ってオーストラリアの中古車は「古い・走行距離が長い」ものが多く、価格も決して安くはありません。安い車を購入したものの、結果的にメンテナンス費用が高くつくケースも少なくないのです。

そこで今回は、僕自身がオーストラリアで中古車を購入してからこれまでに行ったメンテナンス内容と、実際にかかった費用をまとめました。これから車を買う方にとって、維持費の目安になればと思います。

1. オーストラリアの中古車事情

日本の中古車市場では10万kmを超える車は敬遠されがちですが、オーストラリアでは20万km以上走っていても普通に販売されています。しかも価格はそれほど安くはなく、日本の感覚だと「走行距離が多いからすぐ壊れるのでは?」と不安になる人も多いでしょう。

さらに、日本に比べて車検(オーストラリアでは州ごとにルールが異なる)が簡単な場合もあり、整備が十分でない車が出回っていることもあります。そのため「購入後に必ずメンテナンス費用がかかる」と考えておいた方が安心です。

2. 実際にかかったメンテナンス内容と費用

ここからは、僕が実際に行ったメンテナンス内容と費用を紹介します。DIYでできるものもあれば、メカニックに任せるしかないものもあります。DIYをする際にオススメのカー用品店は、SuperCheapAutoRepco です。どちらも、Webサイトで車のナンバープレートを入力すれば、対象のカー用品を調べることができ、とても便利です。

① エンジンオイル交換

オイル交換は頻度が高く、メカニックに依頼すると約$200ほど。
交換作業は、車の下に潜り込む必要がありますが慣れれば比較的簡単なので、私は5000㎞~8000kmおきに自分で交換していました。カー用品店で購入できるエンジンオイルは$50〜$100程度なので、DIYにすればかなり節約できます。

② オイルフィルター交換

エンジンオイル交換とセットで行うのが効率的です。メカニック依頼ならオイル交換費用に含まれることが多く、DIYなら$20〜$40ほどで購入可能です。

③ ヘッドライト交換

ボンネットを開けて電球を交換するだけの簡単作業。
ハロゲンなら$10〜$20、LEDは高めですが明るさが増します。無灯火のまま走ると交通違反になるので注意してください。。

④ ルームランプ交換

カバーを外して電球を取り替えるだけなので簡単です。LEDでも$10〜$20程度で購入できます。

⑤ ワイパー交換

オーストラリアは乾燥気候のせいか劣化が早いと感じました。前後3種類のワイパーがあり、1本あたり$30〜$50ほどで購入できます。雨天時の視界確保は安全に直結するので、気になる方は早めの交換がおすすめです。

⑥ タイヤ交換

オーストラリアは日本のように道路の状況が整っていないケースも。郊外では、未舗装道路を走ることも多く、私は通勤中にパンクしました。4本交換+工賃で約$600ほど。サイズやブランドによって変動しますが、安全のために溝のチェックは必須です。

⑦ エアコンプレッサー修理

エンジンの動力を使ってエアコンがを冷却するエアコンのメイン部品。信号待ちでエアコンが効かなくなり、メカニックに見てもらうと交換が必要とのことで、費用は約$2,000。高額でしたが、夏のオーストラリアでは必須だったので修理しました。

⑧ ブレーキ交換

命に関わるためメカニックに依頼。ブレーキパッドとブレーキドラムを前後交換し、工賃込みで約$1,400。ブレーキが故障して事故を起こすのが怖かったので、安全のために交換しました。

⑨ ドライバーシャフト交換

エンジンの動力をタイヤに伝える部品で、走行中に異音がしたため交換。交換費用は約$1,000でした。

⑩ ウォッシャー液

フロントガラスやリアガラスの洗浄に使う液体で、カー用品店で購入して補充。約$10~20で購入できます。

⑪ エアフィルター

空気中のほこりなどの不純物を取り除き、清浄な空気を供給するフィルター。カー用品店で$50ほどで購入して交換しました。

 

私の場合、簡単な作業はDIY、命に関わる部分はメカニックに依頼しました。それでも総額は$5,000以上。オーストラリアで車を修理するとなると、相応の費用がかかると実感しました。

3. オーストラリアで車を維持するポイント

  • 購入時に整備記録を確認する: 過去の修理・交換歴をチェック。
  • DIYで節約できる部分は自分でやる: ワイパーやランプ交換は簡単で節約効果大。
  • 信頼できるメカニックを探す: 工賃が高いため口コミや紹介を参考に。
  • 予算に余裕を持つ: 「車体価格+最低$1,000〜$2,000の維持費」を見込んでおくと安心。

まとめ

オーストラリアで車を買うと、想像以上にメンテナンス費用がかかることがあります。特に中古車は走行距離が長く故障リスクも高いため、「安く買えた!」と喜んでも、その後の修理で出費が増えることも少なくありません。

私の体験から言えるのは、車体価格だけで判断せず、維持費も含めて予算を立てることが大切だということです。これから車を購入する方は、ぜひ参考にしてください。

注意:※DIYでのメンテナンスは節約になりますが、作業ミスや故障のリスクもあります。特にブレーキやドライブシャフトなど、命に関わる部品は必ず信頼できるメカニックに依頼しましょう。自己責任で行う範囲を見極め、安全第一で車を維持することが大切です。