30歳からでも間に合った!オーストラリアワーホリ1年目でサードビザまで申請した体験談

セカンドサードビザ

30歳からでも間に合った!オーストラリアワーホリ1年目でサードビザまで申請した体験談

オーストラリアのワーキングホリデービザには、条件を満たすことで滞在期間を延長できる制度があります。私の目標は「できるだけ長く海外生活を楽しむこと」。この制度の魅力に惹かれ、ワーホリ渡航先としてオーストラリアを選びました。

実際に私は30歳でオーストラリアに渡り、1年目でセカンドビザの取得とサードビザの申請まですることができました。

この記事では、セカンドビザ・サードビザの制度や取得の流れ、申請時に気をつけたポイントを、私自身の体験談を交えて詳しく紹介します。これからオーストラリアでセカンドビザ・サードビザ取得を目指す方にとって、少しでも参考になれば嬉しいです。

1. セカンドビザ・サードビザの説明と申請条件

まずはセカンドビザ、サードビザの基本的な概要から整理します。
※最初に取得したワーホリビザをファーストワーホリビザと表現しています。

セカンドビザ

  • 対象者:ファーストワーホリビザ(Subclass 417または462)を保持している人
  • 条件:指定地域や指定産業(農業・食肉加工など)で3か月以上(一般的には約88日以上)の就労
  • 期間:ファーストワーホリビザをさらに12か月延長可能
  • 年齢:日本国籍の場合、申請は18歳以上30歳以下

サードビザ

  • 対象者:ワーホリセカンドビザ(Subclass 417または462)を保持している人
  • 条件:指定地域や指定産業(農業・食肉加工など)で6か月以上(一般的には約179日以上)の就労
  • 期間:セカンドワーホリビザを12か月延長可能
  • 年齢:日本国籍の場合、申請は18歳以上30歳以下

つまり、これらの条件を満たすことでビザの延長申請が可能になり、最大3年間オーストラリアに滞在することができます。

最新の情報や詳細はオーストラリア政府の公式サイトで確認してください。
※オーストラリア移民局公式サイトはこちら

2. 1年目でサードビザの申請ができる?

オーストラリア到着時、私は29歳と11か月とほぼ30歳。仕事が順調に見つかってもセカンドビザまでしか取得できないと思っていました。しかし、ネットで「ワーホリ1年目でサードビザを取得した」という情報を見つけ、半信半疑で調べ始めました。

調べた結果、セカンドビザを申請・承認されると1年目でもセカンドビザの保有者となるため、私の解釈としては、1年目でもサードビザ申請に向けた就労が可能だと捉えました。情報が少なかったため、最終的には自分で検証し、サードビザまで取得できればラッキーくらいに考えていました。

3. ワーホリ開始から最初のセカンドビザ申請まで

私は、2023年の11月にクイーンズランド州ブリスベンへ到着しました。語学学校に通いながら、セカンドビザ取得に向けた仕事を探し、最終的に南オーストラリア州にあるミートファクトリーの面接までたどり着きました。

無事に採用され、渡航2か月目の12月からミートファクトリーでの仕事を開始しました。

セカンドビザ申請には、指定地域や指定産業での就労が3か月(88日以上)必要だったため、私の場合は、3か月分の給与明細を揃えた時点、2024年3月末でセカンドビザの申請を行いました。具体的には、月~金の1日8時間、週40時間以上働いた給与明細13枚を申請時に提出しました。

申請して1分後には、承認の返信メールが届いていたので、渡航して5カ月目でセカンドビザの保有者となりました。

4. セカンドビザ取得からサードビザの申請まで

サードビザを申請するには、セカンドビザ取得後に再び指定地域・指定産業で6か月以上(179日以上)働く必要があります。
私はセカンドビザ取得後も同じミートファクトリーで働き続け、6か月分の給与明細が揃った2024年の11月にサードビザを申請しました。具体的には、セカンドビザ申請時と同じ内容で、給与明細26枚を提出。申請から約2か月半後、承認メールを受け取ることができました。

5. 実際に使った就労期間とペイスリップ枚数

セカンドビザ申請

  • 就労期間:2024年12月 ~ 2024年3月末(約3か月)
  • 提出枚数:13枚のペイスリップ

サードビザ申請

  • 就労期間:2024年4月 ~ 2024年11月(約6か月)
  • 提出枚数:26枚のペイスリップ

セカンドビザサードビザ(画像:実際のサードビザ申請までの流れ)

6. ワーホリでセカンド・サードビザ取得を目指す人へのアドバイス

セカンドビザやサードビザに必要な仕事は、多くのワーホリメーカーが希望するため、仕事探しが難航する可能性があります。余裕をもってビザ延長の申請ができるよう、できるだけ早めに仕事探しを始めることが大切です。

また、最初からセカンドやサードビザの取得を見据えて計画的に行動することで、スムーズにステップを進めやすくなります。

まとめ

ワーホリ1年目でサードビザまで申請した流れを振り返ると、長期で大変な道のりでした。仕事探しがすぐに決まるかどうか、ビザ申請から承認までにどのくらい時間がかかるかは、自分ではコントロールできない部分も多く、運に左右されることもあります。

私自身、29歳11か月とほぼ30歳でオーストラリアへ渡り、情報を集めながら半信半疑で進めましたが、幸運にも1年目(31歳になる前)にセカンドの取得、・サードビザを申請することができました。

ワーホリでオーストラリア生活をできるだけ長く楽しみたいと考えている方にとって、セカンド・サードビザは大きな可能性を広げてくれる制度です。私の体験が少しでも参考になり、これから挑戦する方の後押しになれば嬉しいです。

注意:※この記事はあくまで私の体験談に基づく内容です。ビザの詳細や最新情報は、必ずオーストラリア政府の公式サイトで確認するか、ビザに詳しい専門家に相談してください。